やちむんの歴史

やちむんの誕生と衰退・復興

沖縄を代表する伝統工芸品の一つがやちむんです。お皿や花瓶、湯呑みなど、ぽってりと厚い形状をした普段使いの陶器で、南国らしい色鮮やかな絵付けがされています。子孫繁栄につながる縁起が良いとされる、力強い魚や植物などの柄が多いのも特徴です。やちむんの歴史は古く、1600年代に始まります。沖縄はその頃は琉球王国と呼ばれていた時代で、中国やタイなどの国と盛んに交易を行っていました。交易品の中に陶磁器があり、その製作技術も伝えられて発展し、現在のやちむんにつながっているのです。琉球王国も焼き物作りを奨励していましたが、明治になり、琉球王国が倒れるとその庇護も無くなり、また、本土から安価な焼き物製品の大量流入があり、やちむんは危機を迎えます。この危機を救ったのが日用工芸品の美を発掘する民芸運動で、柳宗悦らによって高く評価されることにより、一躍全国にやちむんの名が知られるようになったのです。

必見の観光スポット!壺屋通りとやちむんの里

沖縄では焼き物のことを広くやちむんと呼びますが、有田焼などのような陶器の名称で呼ぶなら「壺屋焼(つぼややき)」と言います。壺屋とは地名で那覇市の国際通りの南側、有名な観光名所である第一牧志公設市場の東南方向に当ります。通りは「壺屋やちむん通り」と呼ばれ、沢山の焼き物店が軒を並べているので、国際通りを訪れたならぜひ足を運びたいものです。ただの販売店もありますが、多くは自家で焼いて作った焼き物で、店ごとに個性があって見比べて歩くのも楽しいものです。 壺屋には少し前までは登り窯もあったのですが、現在は煙問題もあり、多くの窯元は那覇市から車で1時間程度の読谷村に移って製作をしています。緑豊かな「やちむんの里」には多くの窯元が点在していて、人間国宝の陶工の工房もあり陶芸ファンでなくても必見の場所です。壺屋、読谷村ともに毎年秋や春には製品が格安で買える祭りが開かれるので、その頃に行くのもおすすめです。

久米島のツアーにはお勧め観光スポットがあります。無人島でどの季節でも美しく吸い込まれそうになるほど澄んだ海を見ることができる「はての浜」です。サンゴでできた島で木も生えない真っ白な砂浜が魅力的です。