やちむんが注目されるようになったきっかけ

他の焼き物にはないやちむんの魅力とは?

沖縄人気の高まりと共に見たり、利用したりする機会が増えてきたのがやちむんです。全国の各都市や町で沖縄料理を提供する飲食店が増えました。色鮮やかな文様や絵付けが施されたやちむんは。他の焼き物にはない素朴な美しさと力強さ、品格を併せ持つのが特徴であり、実際に沖縄に旅行に行って実物を見たり触れたりして、その魅力に取りつかれた方も多いと思います。

やちむんの歴史は波乱万丈の歴史といえます。やちむんが誕生したのは琉球王国時代の1600年代。その頃、琉球王国を支配下においていた薩摩から来た一人の朝鮮人陶工が製陶技法を伝えたとされています。琉球の国王は焼き物作りを奨励し、沖縄や本土だけでなく海外へも輸出したりして大きな産業へと成長していきました。

大きなピンチと現在の隆盛について

ところが幕末維新で明治政府が誕生すると琉球王国は滅亡します。それまで王様の庇護の下にあった焼き物作りもその庇護が無くなり、また本土からの安価な焼き物の大量流入などがあり、大きなピンチを迎えてしまいます。こうしたピンチを救ったのが大正末期に勃興した民芸運動です。

民芸運動は一言で言えば日常で使う手づくりの生活用品の中に「用の美」を見出す運動です。これにより沖縄の隠れて世に埋もれていたやちむんの作品や名工たちが発掘され、日の目を見るようになったのです。現代までも続くやちむんの人気はさらにインターネットの発達により、ブログやSNSなどで世界中に発信されるようになり、沖縄を訪れる外国人観光客からも高い人気を得るようになってきています。若くて優秀な作家も育ってきているので、将来を期待して先物買いをするのも沖縄に旅行する楽しみかもしれません。

竹富島のツアーでは、赤瓦の屋根に木造の平屋建てが特徴の家が立ち並ぶ、沖縄の伝統的な町並みの風景を楽しむことができます。